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良い気の流れ
峰気は山を出て、尾根を通り、平野に流れていくのですが、北半球には偏西風が吹いているため、有史以来、日本では西から東へ「気」が動くことになっています。雲も西から東へ動きます。ただし、西というのは真西ではなく、西の方位45度の範囲。この偏西風に乗って富士山、南アルプス、御嶽山、北アルプスなどの山脈から湧き出る峰気は、湾曲を描きながら、ある程度、決まった道筋を通りながら東京方面に流れています。
風水の考え方では、そのような良い気の流れが溜(た)まる場所を「穴(けつ)」といいます。そのような最良の立地条件にあるのが東京だったため、江戸時代以降、今日まで東京は大発展を遂げたのでしょう。
中国、朝鮮半島を通って文化が日本に受容されたように、気の流れも偏西風を通してそのようなルートから流れてきています。そして、日本の山脈を越えて西から東へ、東へと峰気が降りて平野に豊かな気のたまり場をつくってくれるのです。
その山脈から峰気が降り始める場所にあるような神社には、下界で溜まった罪のほこりを払い注いでくれる神々しいパワーが満ちあふれ、樹木の木陰で休めば、清らかな風が吹いてきて、煩悩(ぼんのう)を払ってくれます。
これも、東洋の健康法なのです。とくに日本は神社仏閣を通してそのような場所が自然と出来てきました。中国では道教寺院がそうです。道教寺院や仏教の寺は中国では山麓にあることが多いですし、山東省の泰山(中国道教の聖山)では頂上に道教寺院があるほどです。
家族の幸せを願うならば、このようなパワーに満ちあふれている境内に時折、出かけて参拝し、身を清め、幸せのエネルギーに浸って充電するのも良いでしょう。気学でも、吉方取り、お水取り、祐気取りはこの手法です。良い気を得るためには2、3時間はそこにいて散歩したり、高い木の下で家族で休んだりして鋭気を十分に養うようにしたいものです。そうすれば、身体全体に良い気がみなぎって、身体の経絡をめぐり、とても愉快で満足した気分になり、元気が蓄えられます。
幸せのエネルギーを呼び込む「祐気(ゆうき)取り」、「吉方取り」の方法を占いアプリ「吉方取り GO!」は有効に活用できます。
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